24日、本年度の総決算となる修了式が行われました。
今回もオンライン形式で、離れた放送室から発信される映像を視聴するという方式を採りました。
前回のオンライン児童朝礼に引き続き、本校では2回目となる試みです。
泉佐野市立上之郷小学校
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24日、本年度の総決算となる修了式が行われました。
今回もオンライン形式で、離れた放送室から発信される映像を視聴するという方式を採りました。
前回のオンライン児童朝礼に引き続き、本校では2回目となる試みです。
冒頭、一部で映像が途切れるといったアクシデントもありましたが、速やかに放送形式に切り替え、校長からの話がありました。
通知表「あゆみ」の裏面には「修了証書」がついています。
「〇年の全課程を修了したことを証する」というごく簡単な一文のなかに、この一年の学校生活における努力や情動の全てが詰まっているということが伝えられました。
この記事の下部に、校長から各学年へ向けたメッセージを掲載しています。
ほどなくしてオンラインも無事に復旧し、全児童で校歌を3番まで斉唱しました。
その後、代表児童によって、「3学期を振り返って」と題された作文が発表されました。
1年生の代表児童2名は「大なわ大会」に触れていました。
「心を一つにしてがんばった」成果として、記録が300回を超えたことに対し「一生忘れないほど嬉しかった」と振り返りました。
また、あたかも詩のように、短文を区切ったリズムのよい語調で「勝っても負けてもいいんだよ」「頑張ることは大事だね」と発表する児童もいました。
また、5年生の代表児童による発表は2名ともが「6年生を送る会」について触れ、卒業生・在校生ともに涙を浮かべる情景を振り返ったものでした。
「その涙は嬉しいことや悲しいこと、色んな人の色んな想いが入っている」「卒業式はすごい事だけど、悲しいことでもあると知った」など、人の心の機微について感じるところがあったようです。
そして、春休みを迎えるにあたって指導担当から注意点が伝えられました。
・規則正しい生活をすること
・出かけるときは家の人に場所と帰宅時間を伝えること
・ネット・SNS関連のトラブルや事件が増えており、使い方には十分注意すること
などです。
最後は一礼をもって締めくくりとしました。
この一年は不測の事態つづきの一年だったかも知れません。
しかし、その時間を立派に乗り切ることによって、これ以上ない程みなさんの心は強く成長したはずです。
みなさん、一年間、本当によくがんばりましたね。
4月、桜が満開の頃にまた元気な顔を見られることを楽しみにしています。
23日、修了式を翌日に控え、各学年では比較的、児童の自主性に任せた活動が多く行われました。
整地も終わったグラウンドをフルに使った自由な活動が目立ったようです。
約1年ぶりに見る広々としたグラウンド!
どの時間にも、鬼ごっこやドッヂボールなど、児童たちが縦横無尽に駆け回る元気な姿が見られました。
新たに使えるようになった遊具も大人気です。
休み時間には大勢の児童がブランコやすべり台に集まり、順番に楽しんでいました。
また、教室内でお楽しみも兼ねた企画を行う時間を持つクラスもありました。
こちらでは児童主催のクイズ中。前に出ての発表の練習も兼ねた時間です。
また、これまでの活動や行事を振り返ったり、一年の感想や抱負などを収めた動画を視聴しているクラスもありました。
明日はいよいよ一年の集大成、修了式です。
22日、令和2年度の卒業式を挙行いたしました。
感染対策のため来賓の参列もなく、保護者様にも参列人数に制限をお願いするかたちとはなりましたが、どうにか保護者様に見ていただくことがかないました。
拍手に迎えられ、卒業生が入場します。
舞台の幕が静かに開き、卒業生が舞台奥から歩み出て参列者の眼前に姿を現し、うやうやしく一礼をします。
間をおかず舞台階段の方へと向き直り歩を進めると同時に、次の卒業生が姿を見せます。
舞台両端から同時に席に向かう姿は、折り目正しく、均斉の美に溢れていました。
卒業証書授与は6年間の学業と修養とが証される大切な瞬間です。
「あなたは本校で小学校の過程を修め、その業を終えたのでこれを証します。」
各人それぞれに6年間の積み重ねと到達点とがあります。
その成果を讃えるように、一人ひとりの名前が丁重に読み上げられ、そのたびに「はいっ!」と返事が響きました。
声の高低大小こそ個性に応じて様々ですが、いずれの返事の奥にも6年間をやり遂げた事実に裏打ちされた確固たる自信が流れています。
学校長式辞です。
「ピンチの時は一人で悩まず、周りの友達や大人を頼りにしてほしいと思います。また、ピンチの人がいたら、一緒に解決策を考えてあげられる人になってほしいと願っています。」
学校長式辞では、“どのような人であってほしいか”という願いが明確に語られました。
卒業生たちにとって最後となる校長からの言葉です。
式は教育委員会告示、祝電披露と続きます。
式次第の進行のたびに響く「卒業生起立! 礼!」の号令に合わせ、さっと直立し深々と一礼をなす姿は気品に満ち、式を格調高いものとしていました。
卒業記念品として市教育委員会から「証書筒」が、PTAからは「和英辞典」が贈られす。
証書筒はこれまでの学業の成果を確かな形ある証として保管できるように、また和英辞典は未来の学業の象徴として、さしあたってはすぐ目前の中学校生活で役立つようにと贈られます。
次は本来であれば、臨席している5年生からの「お祝いの言葉」です。
しかし、今年度は感染防止と規模縮小のため残念ながら5年生の臨席はかないません。
そこで、初の試みとしてスクリーンによる「お祝いの言葉」を卒業生に届けました。
「中学生になっても、優しい心と大きな夢をもって輝き続けてください!」
5年生からのあたたかい声が響きます。
スクリーン越しとはいえ、そのエールの心は確かに会場へと伝わるのでした。
その後、「マイバラード」「明日へとつなぐもの」の2曲を歌い、卒業生への餞としました。
「大きな後ろ姿に 早く追いつきたくて」
歌詞の一節に、5年生たちの瞳に6年生たちがどのように映っていたか、その想いが滲んでいます。
式の最後は、卒業生による「お別れの言葉」です。
卒業生が参列者の方へ向き直り、「たくさんの方々から祝福を受け、幸せを噛みしめています。この感激を胸に、私たち36名は上之郷小学校を巣立っていきます。」と切り出しました。
そして1年生からこれまでの思い出を、簡潔な言葉へと凝縮しつつ、また途中で合唱なども交えながら振り返りました。
1年生から順に振り返ってきた「お別れの言葉」が、6年生の思い出へと差し掛かります。
「一斉休校で6月からはじまった私たちのこの一年間」
6年生の振り返りは、このように始められざるを得ませんでした。
「学校がスタートして友達と再会し、色んな話をして笑い合えるようになりました。友達と学校で過ごす当たり前の毎日は、本当に嬉しかったです。」
当たり前が失われたなかにおいて、卒業生たちは当たり前の持つ輝きを学習することとなりました。
卒業生の発する一言ひと言にはいずれも万感の思いが込められ、最後には苦境を昇華した明るい言葉と保護者や周囲の方々への感謝をもって、「お別れの言葉」は締めくくられました。
そして卒業生全員で「仰げば尊し」を合唱し、厳かな雰囲気のなか、卒業式は幕を閉じました。
式後、保護者の方々には体育館で6年間を振り返る映像をご覧いただく間、卒業生たちは教室に戻り、現クラスメイトや担任と過ごす最後の時間を持ちました。
担任が一人ひとりにあてた手紙を読み上げ、最後のメッセージを伝えるなどお別れの30分は夢のように過ぎ去りました。
いよいよ本当に旅立ちの時です。
卒業生たちは上小の校舎を後にし、大勢の参列者が彩る花道へと、万雷の拍手に迎えられながら進みました。
その後、グラウンドでは保護者にやわらかく迎えられたり、級友同士が保護者を交えて語らったり、みんなでお互いに写真を撮りあったりするなど、余情に満たされつつ、しばしの時間を過ごす姿が見られました。
春のあたたかな陽ざしのなかを、36名の卒業生が巣立ってゆきました。
卒業生のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。
19日、卒業式の準備が行われました。
5年生は「送る側」の代表として、清掃活動や式場のセッティングを手伝いました。
式場に飾られる花を搬入してくれています。
式場となる体育館では5年生たちが教員の指示のもと、テキパキと動いていました。
指示を仰ぎに参集しては、それぞれの作業場にパッと散っていきます。
高所や重いものなどはもちろん教員が受け持ちます。
席の配置なども、正確な位置の割り出しのもと行われます。
式場の外では最後の掃除が行われていました。
体育館の靴箱など、式典と直接には関係しない場所もきれいにしてくれています。
先日のピカピカ作戦の際にもきれいにしてくれていた階段を、いまいちど念を入れて拭き掃除してくれていました。
玄関やトイレなど、参列者が目にする箇所はどこでも手を入れ整えます。
看板の飾りつけにも児童たちが参加しています。
ハレの日にふさわしいかたちに、と心が込められ、児童と教職員が共同で準備にあたりました。
土日を挟んだ22日はいよいよ卒業式です。
17日の5時間目、特別な大掃除が行われました。
「ピカピカ大作戦」です。
1~4年生はまず、自分たちの教室を徹底的にきれいにしました。
普段は手をつけないような所もこの日は見逃しません。
1年間お世話になった教室への“恩返し”の意味もあり、入念にピカピカにします。
5年生はというと、階段や廊下を掃除していました。
実は「ピカピカ大作戦」にはもう一つの意味があり、それは“6年生が気持ちよく旅立てるように”という気持ちです。
そのため、卒業式の際、6年生の通路となる箇所を重点的に磨きます。
衛生対策として手には手袋をつけ、床にクレンザーをまいてゴシゴシと磨きます。
みな、本当に真面目に精を出してくれました。
おかげで廊下や階段は磨かれた部分の色が掃除前後でまったく違います。
本来の廊下の色が再び鮮やかに磨きだされ、劇的なビフォーアフターに通る人はみな驚きを隠せません。
1~4年生も教室が一段落つくと廊下に出てき始めました。
結局、学校のかなりの部分の廊下が児童たちの手によってピカピカに掃除してもらえました。
一方、6年生はというと、なんと運動場の溝を掃除してくれていました。
送られる側にも関わらず、6年生も「お世話になった学校への恩返し」の気持ちで掃除に取り掛かってくれました。
慣れないトンボがけに挑む姿も。
掃除のなかにも新しい経験を積むことができたようです。
なんと6年生は次の日も校内の各所を手分けして掃除してくれており、学校に十分すぎるほど恩返しをしてくれました。
4日と5日の両日、「卒業生を送る会」が催されました。
昨年度は中止を余儀なくされ、悲しい思いをした行事です。
今年度もこのコロナ禍において多学年を一斉に集めることは憚られましたが、卒業間近の6年生たちを今年度こそは送り出したいという思いも強く、3部に分散しての実施としました。
4日は3年生による「送る会」です。
3年生たちの拍手に迎えられ、6年生が花道を通り入場します。
全員の校歌斉唱で行事らしい空気を作り上げたのち、3年生から合唱曲が贈られました。
「とどけようこのゆめを」です。
のびやかな歌詞にあわせてリズムとともに左右に身体を揺らし、6年生に明るい気持ちを届けました。
呼びかけでは、6年生との思い出が中心として語られました。
休み時間や放課後に一緒にドッジボールをして遊んでくれたこと、風が強い日に飛んで行った帽子をキャッチしてくれたことなど、3年生にとって6年生たちはよいお兄さんお姉さんであり続けたようです。
呼びかけを挟み、6年生からはお返しの言葉がありました。
お返しの言葉も終盤にさしかかるころ、6年生たちは「私たちは3月22日に上之郷小学校を卒業します」と切り出し、来年度以降も残る後輩たちに向かって「上之郷小学校の伝統を守り、さらによい学校にしてください」と託しました。
翌5日は2年・4年合同による「送る会」から始まりました。
6年生が入場し整列すると、代表児童が前に歩み出て「これから卒業生を送る会を始めます。礼。」と宣言し、行事ならではの凛とした空気を作りあげました。
続く校歌斉唱では、「6年生と一緒に校歌を歌うのはこれで最後です。大切に歌いましょう」との言葉がありました。
実は校歌に限らず、6年生と各学年、両者が揃って何か行事を成し遂げるのはこの「送る会」が最後の機会となります。
呼びかけは6年生にかけてもらった”言葉”を中心に構成されていたようです。
掃除でバケツを運んでいたら「一緒に運ぼうか」と声をかけてくれたこと
大なわの練習で「すごいね。もう少しで跳べるよ」と励ましてくれたこと
給食のペロリ券活動では「ちゃんと残さず食べたね」と褒めてくれたことなど、
一つひとつのエピソードが“言葉”とともに振り返られました。
6年生に贈る合唱曲は「ありがとうの花」です。
曲の半ばには手に手に花柄のステッキを持ち、一斉に柔らかく振りながら6年生へ送る曲に華を添える演出もありました。
曲を歌い終えると、「中学校へ行ってもがんばってください。がんばってね!!」と明るさを振りまきました。
「ありがとうの花がさくよ みんながわらってるよ」
2年生たちにとって、「ありがとうの花」の歌詞は、6年生にかけてもらった“言葉”への想いを映すかのようです。
自分たちに向けられた想いの詰まった合唱曲を、6年生たちは静かなまなざしで聴き入っていました。
次は4年生です。
4年生による呼びかけでは、委員会活動やクラブ活動での活躍する姿や、校内音楽交流会での演奏の高い完成度など、4年生の目に6年生がどのように映っていたかが語られました。
低学年にとって6年生は大きなお兄さん・お姉さんでしたが、4年生にとっては“格好よい先輩”であったようです。
合唱曲は、森山直太朗の楽曲「さくら」です。
旅立ちと惜別の情を、舞い散る桜の花びらに仮託した曲です。
4年生たちは“桜”を一貫したテーマとしていました。
正面には4年生たちが一生懸命制作した鮮やかな桜の木のパネルも登場し、しんみりとした曲調のなかにも、春の“新生感” や“厳冬の先に訪れる明るさ・暖かさ”を確かに予感させていました。
合唱が終わると、6年生たちからは大きな拍手と、友達同士で感想を言い合うような姿が見られました。
「卒業生を送る会」の第2部が終了し、6年生がいったん退場します。
奥で拍手を送る在校生との身長の対比に、6年間の成長を感じます。
最後は1年生と5年生による「送る会」です。
今年度はコロナ禍のため多くの全体行事が中止に追い込まれ、実は1年生にとってこのような大きな場で発表を行うのは初めてのことです。
しかし、そのような事情を感じさせないほど元気よく、まったく物おじせず呼びかけを行いました。
合唱ではWANIMAの「やってみよう」を贈りました。
チャレンジングな曲名にふさわしく、跳ぶように身体を上下に大きく躍動させながら、底抜けに明るくかわいらしく歌い切りました。
聴いている6年生のなかもリズムに乗る姿が見え、歌い終わると誰に促されることもなく自然と拍手がこぼれ出ました。
最後に登場したのは5年生です。
5年生たちが主に6年生たちに語りかけたのは“継承”と“最上級生としての決意”でした。
委員会活動やクラブにおいて、常にリーダーであった6年生の背中を見つめ続けてきた想いが語られ、「これからは私たちが仲間と共に、伝統ある上之郷小学校を皆さんが誇れる学校として築いていきます。」と誓いました。
そして、最後に5年生が贈ったのは「明日へつなぐもの」です。
共に過ごした日々が夢のように過ぎ去り、新しい道へと進む“君”を見送り、先達が残してくれたものをつなげる決意に満ちた曲です。
その後、6年生へプレゼントとしてペンダントが贈られました。
それぞれのパーツを各学年が受け持ち、全員で作り上げたものです。
1年生が代表として6年生の首にかけてあげていました。
頭をすっと下げてペンダントをもらった瞬間には「ありがとう~」という優しい声が各所であがり、同時に6年生・1年生ともに涙ぐむ純真な姿も目立ちました。
6年生によるお返しの言葉は、「今日は、私たちのためにこのような温かい会を開いてくださり、ありがとうございます。」と、在校生に向けた感謝から始められました。
つい先ほどプレゼントにもらった胸のペンダントと、清らかに潤んだ瞳がどの児童も印象的でした。
言葉の途中には時折、先ほどのプレゼントの感動の余韻か、涙をぬぐうような仕草も見られました。
そして、「卒業生を送る会」第3部の最後を締めくくるのも、6年生による合唱曲、嵐の名曲「ふるさと」です。
高いキーが連続し、決して易しくはないことの曲を6年生は自分たちで選びました。
「助け合える友との思い出を いつまでも大切にしたい
進む道も夢の地図も それはふるさと」
縁あってこの地でめぐり逢い、同じ時を過ごす友の大切さを歌詞とともに在校生に示して、6年生と在校生とが一斉に顔を合わせる最後の機会となる「卒業生を送る会」は幕を閉じました。
4日、4年生が来年度の準備として「委員会見学」に出かけました。
上小では5年生になると、いくつかある「委員会」のいずれかに所属します。
各委員会には固有の活動や役割分担があり、委員会に所属することでそれらの役割を任され、校内で一定の“仕事”をこなしていくことになります。
4年生は各教室で活動中の委員会を一つずつまわって説明を受けます。
こちらは「放送委員会」。
上小では時鈴がわりとなっている放送を流す仕事や、行事では全体へのアナウンスをするなど大きな舞台を経験できる委員会です。
「美化委員会」による美化週間、「体育委員会」による体育集会などのように、特別な取り組みを設けている委員会もあります。
例えば「図書・掲示委員会」だと、昼休みの図書室の受付や新聞の貼り替えといった毎日の仕事のほか、期間限定で「読書週間」を企画してくれています。
前で説明してくれる委員会児童の話を、4年生たちは敬意をもって聞いていました。
「飼育・栽培委員会」のように、生き物と触れ合える委員会もあります。
飼育動物の世話や、野菜作りなども行っています。
「児童会」です。
各委員会の運営事務局的な性格も帯び、児童たちのリーダーとなることが期待されます。
「あいさつ運動」や「ありがとう運動」などの取り組みのほか、「上小フェスタ」のように大きな行事を任されることもあります。
4年生たちも来年度は自分に合った委員会を見つけ、責任を持って仕事をこなすことで大人になる練習を積んでいきます。
なんと上小が令和2年度の「こころの再生」府民運動のスクール表彰を受けることとなりました!
「こころの再生」府民運動とは、“豊かな人間性をはぐくむ”ことを目標とした大阪府の取り組みです。
スクール表彰とは、学校で行う活動のうち、「こころの再生」府民運動の理念と合致し、かつ“独創的”で、“他の学校の取り組みの模範となる”ものに贈られます。
表彰の証として、おおきなパネルをいただきました。
児童会メンバーの写真が入り、知事の直筆による感謝の言葉が刻まれています。
今回、上小児童会がその活動を認められたのは「ありがとう運動」と「あいさつ運動」です。
「ありがとう運動」は、その日かけられて嬉しかった言葉へのお礼を手紙にしたためて校内ポストに投函すると、児童会メンバーが相手へと届けてくれるものです。
手紙を送る方も送られる方も暖かい気持ちになり、肯定的な言葉(上小では「ふわふわ言葉」と呼んでいます)の連鎖へと繋がる、上小でも人気のある取り組みです。
今年度も12月に取り組まれ、毎日多くの手紙が届けられて励ます言葉や感謝の気持ちを伝えあいました。
もうひとつの「あいさつ運動」は、児童会メンバーが朝、校門や玄関に立って登校児童に明るくあいさつの言葉をかけてくれているものです。
この「あいさつ運動」は活動の内容もさることながら、平成22年から10年間に渉って途切れることなく続けてきた継続性が認めらたものです。
児童会は実に精力的に活動に取り組んでいます。
今年度も、直近では1月に募金活動とあわせて「あいさつ運動」を行ってくれましたが、期間が短かったということもあり、2月に改めて朝のあいさつに立ち登校児童たちに声をかけてくれていました。
また、今回表彰された活動ばかりではありません。
つい先日も「廊下を歩こう運動」として、休み時間に廊下を走らないよう声かけや巡回活動を行ってくれたばかりです。
児童会の声かけによって、実際に滑り出しそうだった足をスッと止め、落ち着きを取り戻し歩く場面がしばしば見られました。
児童会のがんばりは、まさに上小を明るく、そして人間性の涵養に一役買っています。
この表彰を受けたのは、なんと府内で5校のみ。
表彰はオンライン児童朝礼の場で発表され、児童会の代表が校長からパネルを受け取りました。
その様子を教室のテレビで観ていた児童たちからは、「大阪でたった5校に選ばれたん!?」、「知事からのサインってすごい!!」などと、驚きと賛嘆の声があがっていました。
贈られたパネルは、誰でも見えるように、しばらく職員室前の廊下に飾られています。
児童会にとっては励みになり、児童たちにとっても模範となってくれることでしょう。
3月1日、本校では初の試みとして、児童朝礼を“オンライン形式”で行いました。
別室で呼びかける校長の姿を、児童たちはパソコンと繋がったテレビ画面を通じて目にすることとなりました。
本校では今、児童へのパソコンの配備が進められています。
これは国の政策によるものです。
コロナ禍を背景に、オンライン授業等に対応できる環境づくりが急がれ、国も“一人一台にパソコンを”という趣旨の政策を急ピッチで推し進めてきました。
そのため、本校や泉佐野市内のみならず、日本中でまさにいまパソコンの配備とオンライン環境の整備が行われています。
児童にとっても教員にとっても初めての試みのため、「実際にやってみる」しかありません。
万一、うまくいかなかったときにすぐ従来の放送形式に切り替えるため、放送室からの発信となりました。
列をつくって出番を待つ各委員会の児童たちも、息を呑んで見守っています。
教室では児童たちが画面の映像に集中していました。
児童たちの順応する力は素晴らしいもので、初の試みにも関わらず、散漫になることなく今まで同様に話に耳を傾けることができていました。
また致命的なトラブルもなく、初の試みは成功といえそうです。
放送形式と比べると、顔と顔を合わせる感覚で話を聞くことができるのもオンライン形式の利点です。
また今回、ボードなども用意され、わかりやすく伝える工夫もなされました。
今後も工夫と実践を重ねて経験値を蓄え、機会に応じてオンライン形式を活用してまいりたいと思います。
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